ヨーロッパの吸血鬼について

今回はヨーロッパに旅行中、吸血鬼に襲われても大丈夫なように退治方法を簡単に教えていきます。

 

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目次

・吸血鬼とは

・退治法

・ヨーロッパ地域での伝承

 

吸血鬼とは

ブラムストーカーの小説である「ドラキュラ」やJ・S・レ・ファニゥの「死妖姫」など多数の創作において登場してきた。

吸血鬼は人として一度死んでおり、何らかの方法で吸血鬼化した者のことであり、「生死を超越した者」、「不死者の王」とも呼ばれる。

昼の間は活動できず棺の中で眠っており、夜になると生前に縁のあった人間を襲い、死ぬまでの間毎晩血を吸い続ける。

一度吸血鬼を迎え入れてしまうと魅了の能力により訪問を拒めなくなる。

そして自らも生き血を求めて彷徨う死者となる。

また、以下の特徴がある。

・動物や霧に変身する

・怪力や治癒能力といった人間を超越した身体能力

・鏡やカメラに映らない

・流水を渡れない

・神聖なもの、太陽、ニンニクに弱い

 

退治法

①吸血鬼が誰かわかっていない場合

魔物を感知するとされる白馬を用意する。

 

②時間帯の選択

吸血鬼が動けないとされている昼間が最適。

 

③場所の選択

十字路や三又路を選ぶ。(焼き殺す場合)

十字路や三又路はあの世とこの世が近く、死者の肉体に呪縛されている吸血鬼の魂が離れやすくなる。

 

④退治方法を選択

方法は3つある。

1つ目は前述の焼き殺す方法

2つ目は頭と胴体を切り離す方法

ここで切り離した頭を首元に置いてはいけない。

再生能力が強いため復活してしまう恐れがある。

3つ目は長い杭で大地と繋ぎ止め、二度と起き上がれなくする方法。

この時使う杭は吸血鬼が苦手な山査子の樹から作ったものが良い。

 

 ※銀は吸血鬼に効くとされているがスラヴ地域では殺すことはできないとされているため過信は禁物。

 

ヨーロッパ地域での伝承

 吸血鬼伝承が多く残っているのはバルカン半島スラヴ人地域だが、ヨーロッパ全土に存在する。

遡るとユダヤ教からだが、キリスト教にも血液信仰が引き継がれている。

ヨーロッパでは土葬が中心だったため、死後硬直や実は死んでいなかった人間が動き出すこともあった。

また、18世紀に猛威を奮った黒死病が吸血鬼伝説の土壌となった。

患者の中にはカタレプシーと呼ばれる仮死状態に陥り生きたまま埋葬されることが相次いだ。

そのため、埋葬が早すぎて棺の中で蘇生してしまい、飢えを癒すため自身の屍衣や肉まで喰らうというドイツの吸血鬼「ナハツェーラー」という伝説になってしまった。

この二つの要因がヨーロッパで吸血鬼伝承が大流行した大きな要因ではないだろか。

 

最後に

今回は「ヨーロッパの吸血鬼」について書きましたがそのうち吸血鬼全体で記事を書きたい。

これでヨーロッパの旅行中に吸血鬼に襲われても退治...する前に殺されそうですが頑張ってください。

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